恥骨の痛み 「恥骨結合離開」

恥骨の脇、足の付け根の部分が痛くなってきて、「恥骨結合の離開」が疑われている妊婦さんが「トコちゃんベルト」の着用指導を受けにいらっしゃいました。

ん?「恥骨結合離開」ってそもそも何でしょうか?

詳しいページは今度改めて作りますが・・・、
下の骨盤を見てください。
骨盤

この黄色い一番大きい骨の中心の一番下のつなぎ目の部分、
ここが「恥骨結合」。この「恥骨結合」が広がってしまうのが「恥骨結合離開」です。

妊娠すると靭帯を緩める「リラキシン」というホルモンが出てきます。
これは、「骨盤輪(こつばんりん)」と呼ばれる骨盤の「穴」の部分(一番下が「恥骨結合」で結ばれている部分)が生まれる赤ちゃんの頭の大きさがいっしょのため。同じ大きさでは赤ちゃんが生まれないですよね。お産の準備のため、ホルモンを出し、少しずつ緩めて、出産の時にきちんと開くようにしているのです。

その緩んだ骨盤が「腹筋の衰え」や「お腹の重さ」(内臓下垂)によって支えられなくなり、骨盤部分に負担がかかりすぎて恥骨部分が出産前から離れていってしまうのが「恥骨結合離開」です。痛みを伴わない場合は産後に気が付くこともありますが、離開がおこると炎症がおきたりもするため、痛みを生じる方が多いも現実です。

●ジンジンした痛みが足の付け根に起こる
●鋭い痛みが恥骨から尾てい骨に向かってはしる
●歩けなくなる
●片足立ちができなくなる
●階段が登れない
●寝返りが打てない

などなど症状が8か月ぐらいから出始めて、産後もそのまま続いていく、
なんて人が多くいます。

「軽い」症状であれば「トコちゃんベルト」をはじめとするベルトなどで骨盤を支えるだけで痛みは取れてきます。それに加えて、妊娠中でもお尻や背中などの筋肉を緩めていくと大体がかなりよくなります。「痛みの少ない体勢」や「痛みのでない歩き方・体の使い方」を探して体に負担をかけないような生活をしていくのも大切です。

骨盤のベルトは恥骨部分を締めるのがベスト。

さらしなど、「後ろから前」に巻くと恥骨の解離部分が狭まります。
できれば、骨盤の左右差を整えながら「恥骨の離開」部分を狭めるとベターです。

トコちゃんベルトであれば

「トコちゃんベルトⅠ」。
既に「トコちゃんベルトⅡ」をお持ちの方は、ベルトの下にもう一つ「アンダーベルト」やさらしなどを巻くと良いです。

「トコちゃんベルトⅠ」は骨盤を「後ろから前」へ支える働きがあるのでベストですが、つけ方が難しいのが難点。これは「トコちゃんベルトアドバイザー」である私が着用指導もできますのでご相談下さい。

どうしても「着用指導」が受けられない方や、既に「トコちゃんベルトⅡ」をお持ちの方は、「アンダーベルト」やさらしなどを「後ろから前」へ巻き、その後に「トコちゃんベルトⅡ」をつけてください。

詳しくはトコちゃんベルトのサイトを見て下さいね。

 

ママ出張整体の着用指導の詳細はこちらから ⇒➡⇒➡ トコちゃんベルトアドバイザーによる着用指導

 

お母さんの不調はお腹の中の赤ちゃんを不安にさせます。
痛みをこらえているだけでなく、適切な処置をして明るい妊娠生活を送りましょうね。

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